ゆれくるコール開発日誌

ゆれくるコール、あめふるコール、つながるコールや緊急地震速報のことなど

ゆれくるAndroidのステータスバーのアイコンについて

こんにちは。商品開発部の齋藤です。

4月11日にリリースいたしましたゆれくるコールAndroid バージョン3.3.0では、
今までステータスバーに表示させていたアイコンをなくしてしまいました。
これはプッシュ通知に関する通信方法を変更した関係でそのようにいたしました。

バージョン3.2.x以前では、独自の配信サーバと各端末が常に接続されている状態で、地震が起こった際にはその通信を使って通知を送っていました。
バックグラウンドの常駐処理で定期的に繋がっているかどうかを確認するようになっており、これでステータスバーのアイコンの状態を変更していました。

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ところが、Android6.0のDozeモードという機能によって、端末が深いスリープ状態になっているときはバックグラウンドで動作をさせることができなくなりました。
これにより、Android6.0では地震が発生しても、端末が深いスリープ状態のときは通知を受信することができなくなりました。
ただし、例外的にGoogle Cloud Messaging(GCM)というサーバと端末をやりとりするサービスを利用する場合、深いスリープ状態でも通信が可能です。
ゆれくるバージョン3.3.0ではこのGCMを用いてプッシュ通知を行っています。
GCMはGoogleによるサービスで、ゆれくるアプリが常駐していなくても通知を受け取ることができます。

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さて、ステータスバーのアイコンですが、アイコンが黄色のときと灰色のときで通信中かどうかを表示していました。
GCMを利用することになったため常駐サービスを動かすことがなくなり、このアイコンの色を変更することができなくなってしまいました。
アイコンの色を変えるために常駐サービスを動かすようにしたとしても、プッシュ通知を受け取れる状態であるかの判断を正しくすることができないため、
例えばアイコンが黄色なのに実際は通知が受け取れない、といった問題が発生する可能性があります。
黄色と灰色のアイコンの切り替えを行う条件をいくつか考えてそれに基づいて切り替えることもできそうではありますが、
難易度や信頼性などから今回のアップデートでは見送らせていただきました。

アイコンがないと不安という声もお聞きしているため、また何らかの形でステータスバーのアイコンを復活させることを検討しております。
また、現状でもインターネットに接続されており、GooglePlay開発者サービスがインストールされていれば問題なく動作いたしますので、ご安心いただけますようよろしくお願いいたします。

赤十字の講習に行ってきました!【その2】

こんにちは!商品企画部の松本です。

 

日本赤十字社で実施している救急法の救急員養成講習へ参加してきたので、体験レポートをしたいと思います。
ちなみに、救急員養成講習は基礎講習を受講し、認定証を受け取ることができた人しか参加することができないので、受講を希望する方はまずは基礎講習を受講してください。
 

救急員養成講習の詳細は下記をご覧ください。

講習に参加したい 救急員養成講習|日本赤十字社 東京都支部

 

私が受講した日は学生の方からやや年齢の高い方まで幅広い世代の方がおり、友人同士で参加しているような方も多くいらっしゃいました。

実技では2人1組になる必要があるので、知り合いの人と参加するとやりやすいかもしれないです。

 

養成講習は以下のような感じで進みました。

1日目:学科の学習、実技の学習

2日目:実技の学習、認定試験(学科、実技)

 

【学科】

テキストを確認しながら指導員の方のお話を聞き、重要なところをチェックしていきます。

認定試験には筆記試験もあるので、重要なところのチェックがとても大切になります。

テキストに書き込むための赤ぺんや蛍光ペンがあると便利です。

【実技】

止血の方法や三角巾を使った固定の方法などを学んでいきます。

指導員の方の実演を見ながら、自分でできるように練習していきます。

わからないところは指導員の方に声をかければ個別に教えていただくこともできました。

頭や肩、足の傷の手当の方法など、多くのことを試験に向けて覚えなければいけませんので、集中力が必要です!

【認定試験】

筆記試験と実技試験があり、どちらも80%以上できていなければ不合格となってしまいます。

無事に合格をすると、後日、認定証が届きます!

 

今回、私も無事に筆記と実技を合格することができ、認定証をもらうことができました☆

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救急員養成講習は2日間、朝から夕方まで講習があるので大変かもしれませんが、「もしも」のときのためにぜひ講習を受けてみてくださいね!

赤十字の講習に行ってきました!

皆さん、こんにちは!商品企画部の松本です。

 

先日、日本赤十字社で実施している救急法の基礎講習へ参加してきたので、体験レポートをしたいと思います。

 

講習については下記をご覧ください。
 
 
まず初めに、なんと私は申し込みでつまづきました…。
講習日程を見ると、意外とたくさんやってるな~という印象だったのですが、いざ申し込み画面へ進むと、満員ばっかり(゚□゚)!!
講習の受講を希望される方は早めの申し込みをおすすめします!

 

当日は30名ほどの方が参加してました。
男女比はちょうど半々くらいだったと思います。

 

はじめに講習についての説明などが簡単にあり、座学が始まります!
座学はテキストを確認しながら講師の方の説明を聞き、大事なところをチェックをしていきます。
大体1時間程度で座学はサッと終わり、以降はずっと実技を行います。
 
実技は2人1組になって進めていくので、まずは「バディ」と呼ばれるパートナーを決めます。
その後は、傷病者(助けるべき人)の意識の確認の仕方や身体の向きの変え方、心肺蘇生の練習をしていきます。
主に心肺蘇生を中心に行うのですが、ずっと膝立ち状態なので私は翌日ひざが痛くなりました…
 
そして最後に認定証をもらえるかをかけた筆記試験と実技試験を行い、無事に合格をすると1か月後くらいに認定証が自宅に届きます☆
 
私も無事に合格し、認定証をもらうことができました♪
 

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皆さんも、「もしも」のときのために赤十字の講習を受けてみてはいかがでしょうか?
では、また次回!

釧路地方中南部最大震度5弱の地震で緊急地震速報がならなかったワケ

こんにちは、商品企画部の池端です。

 

本日2015/06/04の明け方4:34頃、釧路地方中南部最大震度5弱の地震が発生しました。

この地震では、テレビ、ラジオ、携帯電話、スマートフォン等の一般向け緊急地震速報は発表されませんでした。

 

なぜか?

 

それは、緊急地震速報の最大震度が4だったからです。

 

緊急地震速報は、一回の地震で精度を上げながら複数回発表されます。

その中で最大震度が5弱以上と予想された場合に、テレビ、ラジオ、携帯電話、スマートフォン等に一般向けの緊急地震速報が発表されるしくみです。

 

もともと緊急地震速報の震度の精度は、±1程度の誤差を伴います。

詳細は下記気象庁サイト内の「予報には誤差を伴います」をご覧ください。

www.data.jma.go.jp

 

まあ、その意味では今回は想定の範囲内なのかもしれませんが、一般向け緊急地震速報が発表されるとされないでは、一般の人たちにとっては大きな違いですよね。

ですがこのようなケースは度々あり、当ブログでも何度か今回と同様の記事を掲載しています。 

 

一方、高度利用者向けの緊急地震速報を利用するゆれくるコールでは、低い震度から通知を受信することができるので、設定内容によっては通知がされたかと思います。

高度利用者向け緊急地震速報については、下記気象庁サイトを参照ください。

www.data.jma.go.jp

 

緊急地震速報は±1程度の誤差を伴いますので、より確実に地震情報の通知を受け取りたい場合はゆれくるコール等の高度利用者向けの緊急地震速報を利用したサービスで、実際に受信したい震度より低めの設定をしておくとよいかと思います。

体感するぐらいの震度を通知してもらいたい場合は、震度2~3程度に設定しておくのがおススメです。

 

このように緊急地震速報には誤差を伴う場合もあり、必ずしも正しい情報が発表されるわけではありません。

また先日5/30の小笠原諸島西方沖の地震でも、深発地震であったため一般向け緊急地震速報が発表されないということがありました。

こちらについては下記の記事にアップしましたのであわせてご覧ください。

rcsc.hatenablog.com

 

緊急地震速報は万能ではありません。

正しい情報でなかったり、そもそも通知がされない場合も有ります。

緊急地震速報の特性や限界を理解し、防災・減災にお役立ていただけるとよいかと思います。

 

それではまた!

2015/05/30の小笠原諸島西方沖の地震について

こんにちは、商品企画部の池端です。

 

昨日5/30 20:24頃、小笠原諸島西方沖を震源とする最大震度5強地震が発生しました。

 

震源の深さが590kmと非常に深く、震源から近い場所だけでなく、震源から遠く離れた関東地方でも地震発生から少し間をおいて大きく揺れました。

また、気象庁が観測を始めた1885年以降で初めて47都道府県で震度1以上を観測した地震でもありました。

 

このような地震は「異常震域」と呼ばれています。

2014/05/05にも伊豆大島近海で同様の地震が発生しています。

 

rcsc.hatenablog.com

 

上記の記事中にも記載していますが、緊急地震速報震源が深い場合、技術的に高い精度で震度を予測することができません。

そのため今回も、テレビ、ラジオ、携帯電話、スマートフォン等での一般向け緊急地震速報は発表されませんでした。

気象庁からもそのような報道発表が行われています。

 

www.jma.go.jp

 

さて、ゆれくるコールの場合ですが、今回は上記の理由により、大きな揺れに対する通知は行われていません。

 

ただ、まったく通知されていなかったかというとそうではありませんでした。

設定によっては、通知されたケースもあったかおもいます。

 

今回の地震では、高度利用者向けの緊急地震速報の発表内容は下記のとおりでした。

ちょっとみにくくてスミマセン。。 

 

No |震央緯度|震央経度|マグニチュード|深さ(km)|最大予測震度
-------------------------------------------------------------
1|北緯27.5度|東経141.2度|6.8|10km|震度3
2|北緯27.5度|東経141.2度|7.2|10km|震度4
3|北緯27.5度|東経141.2度|7.2|10km|震度4
4|北緯27.5度|東経141.2度|6.3|10km|震度3
5|北緯28.8度|東経140.0度|8.0|10km|震度3
6|北緯28.0度|東経140.0度|8.2|560km|不明
7|北緯28.0度|東経140.0度|8.0|560km|不明
8|北緯28.0度|東経140.1度|8.0|560km|不明
9|北緯28.0度|東経140.1度|8.0|560km|不明
10|北緯28.0度|東経140.1度|8.0|560km|不明
11|北緯28.0度|東経140.1度|8.6|560km|不明
12|北緯28.0度|東経140.1度|8.9|560km|不明
13|北緯28.0度|東経140.1度|9.1|560km|不明
14|北緯28.0度|東経140.1度|9.1|560km|不明
15|北緯28.0度|東経140.1度|9.1|560km|不明
Final|北緯28.0度|東経140.1度|9.1|560km|不明

 

高度利用者向け緊急地震速報は、一回の地震で精度を上げながら複数回発表されます。

ゆれくるコールは高度利用者向けの緊急地震速報を利用して通知を出しています。

 

今回の高度利用者向け緊急地震速報の発表内容は、上記のとおり第5報までは震源深さが10kmと深いものではなかったため、ゆれくるコールでは震度の計算を行い、その結果の応じた通知を出していました。

 

ただし、緊急地震速報では観測地点が少ない場合は、震源深さをとりあえず10kmに仮定します。上記の10kmというのもこれに該当するもので、本来はもっと深い場所での地震のため震度の推定結果には大きな誤差を伴いました。実際には大きく揺れた本州の推定震度はかなり低めとなりました。

 

今回の場合、ゆれくるコールの通知震度設定を低め(震度1未満とか)に設定していた場合は、上記の理由により通知を受信していたかと思います。

ただし推定震度には大きな誤差があり、かなり低めに通知されました。

 

第6報以降は観測データの精度も上がり、震源深さも深くなりました。

ですが震源が150kmを超える場合、緊急地震速報では正しく震度の予測ができません。

そのためゆれくるコールでも通知を行いませんでした。

その結果、大きな揺れに対する通知は行われませんでした。

 

上記のように、緊急地震速報はすべての地震において必ず発表されるものではなく、発表されないケースもあります。

緊急地震速報の特性や限界(詳細は下記リンク先を参照ください)をご理解のうえ、緊急地震速報やゆれくるコールをご利用いただければと思います。

 

www.data.jma.go.jp

 

 

イッツコム テレビ・プッシュでゆれくるコールが受信できます!

こんにちは、商品企画部の池端です。

 

ケーブルテレビのイッツコム様のテレビ自動お知らせサービス「イッツコム テレビ・プッシュ」は、「防災情報」や、身近で便利な「生活情報」を音声とテレビ画面で自動的にお知らせする大変便利なサービスです。

 

www.itscom.net

 

東急沿線にお住いの方はすでにご存知かもしれませんね~。

このイッツコム テレビ・プッシュでは、なんとゆれくるコールを受信することができるんです!

テレビがついていなくても、また別の入力でテレビを視聴していても、ゆれくるコール受信時には自動的に電源オン、入力切替を行ってお知らせをしてくれるスグレモノです。

 

そしてこの度、俳優の近藤芳正さん主演のイッツコム テレビ・プッシュPR動画が公開されました。

その中でもゆれくるコールが紹介されていますので、是非ご覧ください~。

 

www.itscom.net

 

こちらはTVCM動画。

1:14あたりからゆれくるコールが登場します。

 

こちらはショートフィルム動画。

8:10あたりからゆれくるコールが登場します。

 

イッツコム様のサービスエリアにお住いの皆様、必要な情報を必要なその時にテレビがお知らせする「イッツコム テレビ・プッシュ」を是非ご利用くださいネ♪

それではまた!

 

App Analytics Betaのお知らせきた

こんにちは、商品企画部の池端です。

本日Appleより下記のメールが届きました。

 

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昨年のWWDCでiOS8の開発者向け機能のひとつとして発表されていた、アプリのアナリティックス機能Beta版の早期利用の案内のようです。

「Sign up for the App Analytics beta」リンクをクリックすると、、

 

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上記のような画面が表示され、「早期アクセスをリクエスト」ボタンをクリックすると、、

 

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いきなり登録完了。確認はナシ!

先着順の登録で、利用可能になったらお知らせがくるとのことです。

 

メールの本文から、App Analyticsでは下記のようなことができる模様。(意訳御免)

 

  • AppStoreのアプリのページへのアクセス動向がわかる
  • ユーザのアプリの利用時間がわかる
  • 有料アプリとアドオンの販売動向がわかる
  • カスタムキャンペーンリンクの作成ができる
  • リンク元ウェブサイトがわかる

 

アプリ開発者のみなさんはアプリ解析のために、いろんな仕組み(Google Analyticsとか)を利用してるかと思いますが、App Analytics はどんなもんなのでしょうかねー?

その全容はまだ不明ですが、期待したいところです!

 

先着順の登録のようなので、興味のある開発者は急げ~。

 

それではまた!