熊本地震発生後の「各地の震度に関する情報」について
こんにちは、商品開発部の池端です。
4/14の熊本での地震発生以降、気象庁は、熊本県熊本地方、熊本県阿蘇地方、大分県西部、大分県中部付近の震度3以下の地震について「各地の震度に関する情報」を発表していませんでしたが、昨日4/26 18:00以降、再度発表するようになりました。
※上記リンク先の下部に、下記のような記載があります。
なお、今後は「地震回数に関する情報」にかえて、「各地の震度に関する情報」において震度1以上の情報を発表します。
「各地の震度に関する情報」とは、震度1以上を観測した地点のほか、地震の発生場所(震源)やその規模(マグニチュード)を発表する情報です。
詳しくは下記をご覧ください。
気象庁では4月14日21時26分の熊本での最初の地震以降、同一地域付近で震度1以上の地震が多発し、通常の地震情報の発表を継続することにより緊急作業や防災機関での対応などに影響が出ると判断したことから、地震情報は震度3以上の場合に発表することとしました。そのかわり、震度2以下の場合は「地震回数に関する情報」という地震が多発した場合等に発表される情報で地震回数をまとめて発表するようになりました。
大きな地震発生後はこのような対応がとられることはあり、311の際も気象庁では同様の対応がなされていました。
ゆれくるの地震情報の通知(緊急地震速報ではなく、地震の揺れの後の観測情報)は、「各地の震度に関する情報」をもとにして行っています。そのため、気象庁から発表されない場合は通知もされませんでした。
また一覧の地震情報は、「各地の震度に関する情報」が発表されたのちはそちらの内容で更新しています。地震情報の通知と同様、気象庁から発表されない場合は一覧の更新もされませんでした。
震度1はともかくとして、震度2くらいであれば体感することも多いかと思います。
特に被災地では、揺れに敏感になっているのでなおさらですよね。
実際に揺れたけど、気象庁サイトやゆれくるには掲載されていない!なんてこともあったかと思いますが、それは上記の理由によるものです。
尚、緊急地震速報の配信については配信条件の変更はありませんでしたので、下記の条件に合致する場合は配信されていました。
- 気象庁の多機能型地震計設置のいずれかの観測点において、P波またはS波の振幅が100ガル以上となった場合。
- 地震計で観測された地震波を解析した結果、震源・マグニチュード・各地の予測震度が求まり、そのマグニチュードが3.5以上、または最大予測震度が3以上である場合。
緊急地震速報の発表条件の詳細は下記を参照ください。
昨日4/26 18:00以降、ゆれくるの一覧や気象庁サイトを見ると、結構な数の震度1、2の情報が発表されていますね。
規模は小さいですが、まだまだ地震は多発しています。
くれぐれもご注意ください。
それではまた。
がんばろう!熊本・大分
ゆれくるAndroidのステータスバーのアイコンについて
こんにちは。商品開発部の齋藤です。
4月11日にリリースいたしましたゆれくるコールAndroid バージョン3.3.0では、
今までステータスバーに表示させていたアイコンをなくしてしまいました。
これはプッシュ通知に関する通信方法を変更した関係でそのようにいたしました。
バージョン3.2.x以前では、独自の配信サーバと各端末が常に接続されている状態で、地震が起こった際にはその通信を使って通知を送っていました。
バックグラウンドの常駐処理で定期的に繋がっているかどうかを確認するようになっており、これでステータスバーのアイコンの状態を変更していました。
ところが、Android6.0のDozeモードという機能によって、端末が深いスリープ状態になっているときはバックグラウンドで動作をさせることができなくなりました。
これにより、Android6.0では地震が発生しても、端末が深いスリープ状態のときは通知を受信することができなくなりました。
ただし、例外的にGoogle Cloud Messaging(GCM)というサーバと端末をやりとりするサービスを利用する場合、深いスリープ状態でも通信が可能です。
ゆれくるバージョン3.3.0ではこのGCMを用いてプッシュ通知を行っています。
GCMはGoogleによるサービスで、ゆれくるアプリが常駐していなくても通知を受け取ることができます。
さて、ステータスバーのアイコンですが、アイコンが黄色のときと灰色のときで通信中かどうかを表示していました。
GCMを利用することになったため常駐サービスを動かすことがなくなり、このアイコンの色を変更することができなくなってしまいました。
アイコンの色を変えるために常駐サービスを動かすようにしたとしても、プッシュ通知を受け取れる状態であるかの判断を正しくすることができないため、
例えばアイコンが黄色なのに実際は通知が受け取れない、といった問題が発生する可能性があります。
黄色と灰色のアイコンの切り替えを行う条件をいくつか考えてそれに基づいて切り替えることもできそうではありますが、
難易度や信頼性などから今回のアップデートでは見送らせていただきました。
アイコンがないと不安という声もお聞きしているため、また何らかの形でステータスバーのアイコンを復活させることを検討しております。
また、現状でもインターネットに接続されており、GooglePlay開発者サービスがインストールされていれば問題なく動作いたしますので、ご安心いただけますようよろしくお願いいたします。
赤十字の講習に行ってきました!【その2】
救急員養成講習の詳細は下記をご覧ください。
私が受講した日は学生の方からやや年齢の高い方まで幅広い世代の方がおり、友人同士で参加しているような方も多くいらっしゃいました。
実技では2人1組になる必要があるので、知り合いの人と参加するとやりやすいかもしれないです。
養成講習は以下のような感じで進みました。
1日目:学科の学習、実技の学習
2日目:実技の学習、認定試験(学科、実技)
【学科】
テキストを確認しながら指導員の方のお話を聞き、重要なところをチェックしていきます。
認定試験には筆記試験もあるので、重要なところのチェックがとても大切になります。
テキストに書き込むための赤ぺんや蛍光ペンがあると便利です。
【実技】
止血の方法や三角巾を使った固定の方法などを学んでいきます。
指導員の方の実演を見ながら、自分でできるように練習していきます。
わからないところは指導員の方に声をかければ個別に教えていただくこともできました。
頭や肩、足の傷の手当の方法など、多くのことを試験に向けて覚えなければいけませんので、集中力が必要です!
【認定試験】
筆記試験と実技試験があり、どちらも80%以上できていなければ不合格となってしまいます。
無事に合格をすると、後日、認定証が届きます!
今回、私も無事に筆記と実技を合格することができ、認定証をもらうことができました☆
赤十字の講習に行ってきました!
皆さん、こんにちは!商品企画部の松本です。
講習日程を見ると、意外とたくさんやってるな~という印象だったのですが、いざ申し込み画面へ進むと、満員ばっかり(゚□゚)!!
講習の受講を希望される方は早めの申し込みをおすすめします!
男女比はちょうど半々くらいだったと思います。
座学はテキストを確認しながら講師の方の説明を聞き、大事なところをチェックをしていきます。
釧路地方中南部最大震度5弱の地震で緊急地震速報がならなかったワケ
こんにちは、商品企画部の池端です。
本日2015/06/04の明け方4:34頃、釧路地方中南部最大震度5弱の地震が発生しました。
この地震では、テレビ、ラジオ、携帯電話、スマートフォン等の一般向け緊急地震速報は発表されませんでした。
なぜか?
それは、緊急地震速報の最大震度が4だったからです。
緊急地震速報は、一回の地震で精度を上げながら複数回発表されます。
その中で最大震度が5弱以上と予想された場合に、テレビ、ラジオ、携帯電話、スマートフォン等に一般向けの緊急地震速報が発表されるしくみです。
もともと緊急地震速報の震度の精度は、±1程度の誤差を伴います。
詳細は下記気象庁サイト内の「予報には誤差を伴います」をご覧ください。
まあ、その意味では今回は想定の範囲内なのかもしれませんが、一般向け緊急地震速報が発表されるとされないでは、一般の人たちにとっては大きな違いですよね。
ですがこのようなケースは度々あり、当ブログでも何度か今回と同様の記事を掲載しています。
一方、高度利用者向けの緊急地震速報を利用するゆれくるコールでは、低い震度から通知を受信することができるので、設定内容によっては通知がされたかと思います。
高度利用者向け緊急地震速報については、下記気象庁サイトを参照ください。
緊急地震速報は±1程度の誤差を伴いますので、より確実に地震情報の通知を受け取りたい場合はゆれくるコール等の高度利用者向けの緊急地震速報を利用したサービスで、実際に受信したい震度より低めの設定をしておくとよいかと思います。
体感するぐらいの震度を通知してもらいたい場合は、震度2~3程度に設定しておくのがおススメです。
このように緊急地震速報には誤差を伴う場合もあり、必ずしも正しい情報が発表されるわけではありません。
また先日5/30の小笠原諸島西方沖の地震でも、深発地震であったため一般向け緊急地震速報が発表されないということがありました。
こちらについては下記の記事にアップしましたのであわせてご覧ください。
緊急地震速報は万能ではありません。
正しい情報でなかったり、そもそも通知がされない場合も有ります。
緊急地震速報の特性や限界を理解し、防災・減災にお役立ていただけるとよいかと思います。
それではまた!
2015/05/30の小笠原諸島西方沖の地震について
こんにちは、商品企画部の池端です。
昨日5/30 20:24頃、小笠原諸島西方沖を震源とする最大震度5強の地震が発生しました。
震源の深さが590kmと非常に深く、震源から近い場所だけでなく、震源から遠く離れた関東地方でも地震発生から少し間をおいて大きく揺れました。
また、気象庁が観測を始めた1885年以降で初めて47都道府県で震度1以上を観測した地震でもありました。
このような地震は「異常震域」と呼ばれています。
2014/05/05にも伊豆大島近海で同様の地震が発生しています。
上記の記事中にも記載していますが、緊急地震速報は震源が深い場合、技術的に高い精度で震度を予測することができません。
そのため今回も、テレビ、ラジオ、携帯電話、スマートフォン等での一般向け緊急地震速報は発表されませんでした。
気象庁からもそのような報道発表が行われています。
さて、ゆれくるコールの場合ですが、今回は上記の理由により、大きな揺れに対する通知は行われていません。
ただ、まったく通知されていなかったかというとそうではありませんでした。
設定によっては、通知されたケースもあったかおもいます。
今回の地震では、高度利用者向けの緊急地震速報の発表内容は下記のとおりでした。
ちょっとみにくくてスミマセン。。
No |震央緯度|震央経度|マグニチュード|深さ(km)|最大予測震度
-------------------------------------------------------------
1|北緯27.5度|東経141.2度|6.8|10km|震度3
2|北緯27.5度|東経141.2度|7.2|10km|震度4
3|北緯27.5度|東経141.2度|7.2|10km|震度4
4|北緯27.5度|東経141.2度|6.3|10km|震度3
5|北緯28.8度|東経140.0度|8.0|10km|震度3
6|北緯28.0度|東経140.0度|8.2|560km|不明
7|北緯28.0度|東経140.0度|8.0|560km|不明
8|北緯28.0度|東経140.1度|8.0|560km|不明
9|北緯28.0度|東経140.1度|8.0|560km|不明
10|北緯28.0度|東経140.1度|8.0|560km|不明
11|北緯28.0度|東経140.1度|8.6|560km|不明
12|北緯28.0度|東経140.1度|8.9|560km|不明
13|北緯28.0度|東経140.1度|9.1|560km|不明
14|北緯28.0度|東経140.1度|9.1|560km|不明
15|北緯28.0度|東経140.1度|9.1|560km|不明
Final|北緯28.0度|東経140.1度|9.1|560km|不明
高度利用者向け緊急地震速報は、一回の地震で精度を上げながら複数回発表されます。
ゆれくるコールは高度利用者向けの緊急地震速報を利用して通知を出しています。
今回の高度利用者向け緊急地震速報の発表内容は、上記のとおり第5報までは震源深さが10kmと深いものではなかったため、ゆれくるコールでは震度の計算を行い、その結果の応じた通知を出していました。
ただし、緊急地震速報では観測地点が少ない場合は、震源深さをとりあえず10kmに仮定します。上記の10kmというのもこれに該当するもので、本来はもっと深い場所での地震のため震度の推定結果には大きな誤差を伴いました。実際には大きく揺れた本州の推定震度はかなり低めとなりました。
今回の場合、ゆれくるコールの通知震度設定を低め(震度1未満とか)に設定していた場合は、上記の理由により通知を受信していたかと思います。
ただし推定震度には大きな誤差があり、かなり低めに通知されました。
第6報以降は観測データの精度も上がり、震源深さも深くなりました。
ですが震源が150kmを超える場合、緊急地震速報では正しく震度の予測ができません。
そのためゆれくるコールでも通知を行いませんでした。
その結果、大きな揺れに対する通知は行われませんでした。
上記のように、緊急地震速報はすべての地震において必ず発表されるものではなく、発表されないケースもあります。
緊急地震速報の特性や限界(詳細は下記リンク先を参照ください)をご理解のうえ、緊急地震速報やゆれくるコールをご利用いただければと思います。
イッツコム テレビ・プッシュでゆれくるコールが受信できます!
こんにちは、商品企画部の池端です。
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東急沿線にお住いの方はすでにご存知かもしれませんね~。
このイッツコム テレビ・プッシュでは、なんとゆれくるコールを受信することができるんです!
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その中でもゆれくるコールが紹介されていますので、是非ご覧ください~。
こちらはTVCM動画。
1:14あたりからゆれくるコールが登場します。
こちらはショートフィルム動画。
8:10あたりからゆれくるコールが登場します。
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それではまた!