ゆれくるコール開発日誌

ゆれくるコール、あめふるコール、つながるコールや緊急地震速報のことなど

なんでゆれくるコールをつくったのか

一昨日、中小企業同友会のIT部会で、ゆれくるコールについてのプレゼンテーションをさせて頂きました。

プレゼンテーション後の質疑応答で、「なぜ緊急地震速報を通知するスマートフォンアプリを開発しようと思ったのか?」というご質問がありました。

このご質問は、いろんな場所でいろんな方々から頂くものだったりするので、今日はこの件について書いてみようかと思います。

 

もともと弊社では、2007年10月より、緊急地震速報と連動した安否確認サービス「つながるコール」を始めていました。

こちらは一般向け緊急地震速報の配信開始にあわせ開発を進めたサービスで、現在もサービスを行っています。

 

その後、2009年にiPhone 3GSがでてきたあたりから、にわかにスマートフォンブームの胎動が始まりました。その頃はiPhoneは少しずつ普及し始めてましたが、Androidはまだまだこれからといった感じでしたね。

 

社内でもこれから普及の見込まれるスマートフォンに向けたサービスを展開できないだろうかとの企画が持ち上がりました。その中で自分たちができることを考えたときに出てきたアイデアのひとつが、つながるコールで既にノウハウを持っていた緊急地震速報の通知だったのです。緊急地震速報に関するノウハウもないところからいきなり開発したわけではないんですよね。

 

開発には2010年夏ごろより着手し、他の業務と平行して開発を進め、2010年11月にiPhone版のゆれくるコールをリリースしました。311以前は約10万ぐらいのDL数(現在はiPhoneAndroidあわせて300万強)でしたが、それでも自分たちの中ではそれなりの達成感、成功感は感じていました。

 

311を境に、ゆれくるコールは爆発的にDLされていくことになったのですが、その後のことについてはまた別の機会に書きたいと思います。