ゆれくるコール開発日誌

ゆれくるコール、あめふるコール、つながるコールや緊急地震速報のことなど

防災士研修に行ってきました

こんにちは、技術部の池端です。

9/23(日)、24(月 祝)に田町グランパークで行われた防災士研修を受講しました。

試験の結果はまだ出ていませんが、おそらく大丈夫なんじゃないかなーと思っています。

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防災士研修の基本情報やカリキュラムとかは防災士研修センターのWebサイトを見てもらうとして、実際に研修を受けてみた感想やTIPSをご紹介したいと思います。

※あくまで個人の感想です。 

 

申し込みはお早めに

私は防災士研修センターのWebサイトから申し込みましたが、油断してると、けっこうあっという間に満席になっちゃいます。

まだ空きあるし大丈夫だなーなんて悠長に構えていたら、あっという間に満席に、、

キャンセル待ちに申込み、なんとか滑り込むことができました。

申し込みはお早めに、、

 

事前学習にそこそこ時間がかかる

受講費用を支払うと、分厚いテキスト、事前レポート、試験対策集などが郵送されてきます。

防災士研修までに事前レポートを実施して、研修当日に提出する必要があります。

穴埋め式のレポートで、テキストを参照しながら手書きで穴を埋めていきます。決して難しくはないんですが、量がそこそこあってそれなりに時間がかかります、、

また後でも触れますが、研修は資格試験のための研修ではないので、自信がない人は事前に試験対策の勉強も行ったほうがよいかもです。その場合は試験対策集が役立ちます。

申し込み時に事前学習に10-20時間程度要すると案内がありましたが、そこまではかからないにせよ、7-8時間くらいは必要かもしれません。

 

防災士研修だけでは防災士の資格は取得できない

はい、そうなんです。

防災士研修を受講して試験に合格しても、日本赤十字社や消防署で行われている緊急救命講習というのを受講しないと、防災士にはなれません。

私はあわてて近所の消防署に問い合わせましたが、9月分の緊急救命講習はもう定員とのことで、10月分に申し込みました。現時点でまだ未受講です。。

 

事前レポートは再提出がある

先に触れた事前レポートですが、研修当日に提出します。

2つ以上間違うと、再提出が必要になります。

私は4つ間違えて、再提出になりました(汗)

事前レポートはそれなりのボリュームあるんですが、再提出の人そこまで多くないんですよねー、みんなスゴイ!

 

当日の参加者

当日の参加者の平均年齢は高めでしたねー。

シニアの方の参加が目立ちました。

あとは三、四十代くらいの方がチラホラ。

若い方はあんまりいなかったですね。

自治体関係者や、町内会の防災担当の方が多いのかなーと思いました。

また地方からいらしているような方もチラホラ見かけました。

 

資格試験のための講習会ではない

この講習会、資格試験のための講習会ではないんです。

てっきりテキストに沿って体系的な講義が行われるのかと思ってました。

各種自然災害や救急医療等、防災に関連する内容の有識者の方による講義と、図上訓練が講習会の内容でした。

なので講義中に「ここは試験にでるよ!」みたいなことは全くありません。

試験のための勉強は事前にやっておいたほうが無難ですねー。

ちなみに有識者の方による講義は、どれもとても興味深く、面白い内容でした!

 

試験はそんなに難しくない

試験は三択で、全三十問、七割できれば合格です。

事前に送付されてくる試験対策集をやっておけば十分に解ける内容だと思います。

試験自体は試験対策集ほど難しくなく、防災に関する知識をそれなりにお持ちの方は特に勉強しなくても解けるような内容だと思います。

ただあまり防災の知識がないと不合格もあり得ると思いますので、くれぐれも油断なきよう、、

 

防災士に興味があったり、防災士を目指す方の参考になれば幸いです。

それではまた!

 

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【レポート】井上和彦さん、かないみかさんのゆれくる音声収録について

こんにちは、営業企画部の鈴木です。
先日、ゆれくるコールのプレミアムプランに声優の井上和彦さん、かないみかさんによる音声を追加しました!

お二人にお願いした経緯は、以下の通りです。

  1. 以前から通知時の音声アナウンスのリクエストがあり、追加したいと思っていた
  2. せっかく音声を入れるのであれば、聞き取りやすくなるように声のプロにお願いしたかった
  3. 声優の井上さん、かないさんが「声援団」として災害復興支援活動をおこなっていると知り、ゆれくるコールにぴったりだと感じた

ゲームやアニメとは違い、緊急地震速報をお知らせするアプリという特殊なものなので、引き受けていただけるのかヒヤヒヤしていましたが、OKをいただきホッとしました。

収録の様子

収録自体は4月上旬におこないました。
先に収録したのは井上さんです。

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監督の指示に合わせて、スムーズに進んでいきました。
”通知音”という短い時間の中に情報を入れるため、少し早めに言ってもらうようにお願いしました。
それでも一文字一文字がしっかりと聞き取れるので、プロのすごさを実感しました・・・!

ゆれくるコールは日本語と英語に対応しており、声優のお二人には英語の方も収録していただきました。

※端末の設定言語を英語に変えると、ゆれくるコールの表示も英語に変わります。言語切り替え後に通知音の設定をご確認いただき、ぜひ英語版も聞いてみてください。

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英語の収録の際、発音をなるべくネイティブに寄せるため、スタジオ内に英語ガイドの方も入ってもらってレクチャーを受けながら進めていきました。

井上さんに続き、かないさんにも収録していただきました。

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かないさんは少女役を演じることが多いそうですが、今回は”落ち着いて行動を促すような声”で収録を進めていきました。
どんな雰囲気なのか、ぜひ設定して聞いてみてくださいね。

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かないさんは事前に英語の読み方を書き出してくださっていたのですが、こちらもネイティブに寄せるということで、その場でガイドの方とやり取りしながら収録しました。
英会話教室みたい」と、新鮮だったようです。

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お二人ともガイドの方と和やかにやり取りしていただき、雰囲気も良く全体的にスムーズに進みました。
サインもいただいて、ナマズくんも嬉しそうです。
今は額に入れて会社に飾っています。

プレミアムプランは井上さん、かないさんによる音声のほか、高速配信や複数地点設定、広告非表示など、ゆれくるコールをより使いやすくする機能が詰まっています。
この機会にぜひ使ってみてくださいね。

▼ゆれくるコールプレミアムプランとは?

PLUM法導入におけるゆれくるコールの対応について

こんにちは、営業企画部の鈴木です。
気象庁は本日より、緊急地震速報に「PLUM(プラム)法」という新たな震度予測の導入を開始しました。
これを受けてゆれくるコールはどのように対応するのか、ご案内します。

従来法とPLUM法の違い

まず、これまで利用されていた従来法と、新しい震度予測のPLUM法について説明します。

従来法(ゆれくるコールで使っている震度予測)
 地震のP波(初期微動)を検出
    ↓
 震源の緯度経度、深さを推定
    ↓
 震源をもとにマグニチュードを算出
    ↓
 各地の震度とS波(主要動)の到達時間を予測

 ○メリット
  ・P波をもとに予測するため、猶予時間が長い
  ・震源や到達する震度、時間を知らせることができる
  
 ×デメリット
  ・巨大地震発生時、震源から遠い地域に対しては警報を発表できない
  ・震源が推定できない場合、緊急地震速報を発表できない
  ・深さ150kmを超える場合、緊急地震速報を発表できない
  ・予測の誤差により過小・過大な発表をすることがある

 ゆれくるコールは気象庁からの発表後、各地の震度や揺れの到達時間を計算をして、皆さまの端末に情報を配信しています。

PLUM法(本日開始された、震源を推定しない震度予測)
 ※予報業務許可事業であり、事業者が配信できるのは2018年7月以降となる
 
 震度の観測値(リアルタイム震度)
    ↓
 半径30km範囲内の観測値から震度を予測(震源の予測はしない)

 ○メリット
  ・巨大地震発生時、震源から遠い地域に対しても警報を発表できる
  ・実際の揺れをもとに予測するため、精度が上がる

 ×デメリット
  ・従来のような震度計算ができない
  ・S波の揺れをもとに予測するため、猶予時間が短い
  ・震源の位置、マグニチュードの値は仮定値を使用

従来法にもPLUM法にもそれぞれメリットとデメリットがあります。
そこで気象庁は、この2つの方法を合わせた「ハイブリッド法」を推奨しています。

www.data.jma.go.jp

ゆれくるコールの対応について

先に結論を書くと、ゆれくるコールは従来の方法で運用を続けます。
(つまり、仕様的には何も変わりません)

理由としては、気象庁の運用が始まったが、民間企業がPLUM法の情報を活用できるのはまだ先の話であることが挙げられます。
PLUM法は予報業務許可事業であり、2018年7月から申請受付が実施される予定です。気象庁の運用が始まっても、現時点で民間企業はその情報を活用することができません。
申請開始時期になったら当社も申請をし、今後の対応を検討してまいります。

先ほどリンクを貼った気象庁のホームページにも以下の記載がありますが、

ご契約されている携帯電話のアプリや専用受信端末等で特定地点での震度や揺れの到達時刻の予想を利用されている場合には、気象庁が発表する緊急地震速報と異なる予想が報知される場合がありますので、ご留意ください。

気象庁がPLUM法を使った発表を出した場合、ゆれくるコールと緊急地震速報の内容が異なる可能性がありますので、ご注意ください。

以上、ゆれくるコールの対応についてです。
何卒ご理解の程、よろしくお願いいたします。

2017.11.1の通知訓練アンケート結果公開!

はじめまして、営業企画部の鈴木です。
今月1日に、ゆれくるコールで緊急地震速報の通知訓練を実施しました!
その際にFacebookTwitterでアンケートを取り、ようやく集計ができたので公開します。

今回、アンケート回答総数は395となりました!
たくさんの回答のご協力、ありがとうございました。

では早速結果をご紹介します。

あなたは緊急地震速報の訓練通知を受け取りましたか?

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受け取った方が約7割を占めました。
アンケート回答者で見ると7割ですが、ゆれくるユーザー全体で見るともっと少なくなると思われます。
アンケートまで回答してくれる方は、やはり緊急地震速報の注目度も高いのですね。

訓練通知を受け取った際の行動についてお教えください。

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続いて、訓練通知を受け取った方に、受け取った際に何をしたかを聞きました。
特に何もしなかった方が46%と、全体の半分近くを占めていました。
その他の意見には「びっくりして何もできなかった」というものもありました。
せっかくの機会なので、通知を受けるだけではなく身を守るための訓練にも繋げていきたいです。

実際に身を守る行動を取った方は4%と少ないですが、身を守るイメージをした方は40%くらいを占めています。
その他の意見の中にも、「家族に呼びかけた」という方もいました。

参加しなかった理由をお教えください。(複数選択可)

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「受け取らなかった」と回答された方には、その理由を聞きました。
訓練のことを知らなかったという回答が多く、もっと周知をしなければ・・・と感じます。
ゆれくるコールは訓練前にFacebookTwitter、アプリのお知らせ通知を出しているのですが、他に方法があれば教えてもらえるとありがたいです。どうすればみんなが気づくのだろう・・・。

訓練通知を受信するにしていたのに通知が来なかったという方も50人近くいるようでした。
「最近通知が来ない・・・」という方は、端末を再起動のうえアプリの再インストールをお願いします。
その際、通知震度を低めに設定して、通知が来るかどうか確認してくださいね。
それでも来ない場合は、問い合わせフォームよりお問い合わせください。。。

訓練の必要性を感じないから受け取らないという選択肢もあったのですが、こちらは0票で安心しました。

学校や仕事で訓練に参加できないという方もいるので、訓練のタイミングや回数については検討しています。

ご利用端末のOSをお教えください。

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やはりiOSのシェアが大きいですね。
iOS版は通知をタップしてアプリを開かないと、ゆれが到達するカウントダウンなどが見れないので、その画面を見たことがない人も多いのかも・・・?

あなたの性別をお教えください。

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ゆれくるコール利用者の男女比は男性が多めなのですが、アンケート回答も同様の結果になりました。

あなたの年代をお教えください。

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40代、50代の方が半分以上を占めています。
災害を経験して、防災意識の高い人が多いのでしょうか。
20歳未満と20代の方も思ったより回答してくれていたのですが、もっと若い人たちにも広めていきたいです・・・!

通知訓練やアプリについて、ご意見・ご感想がありましたらご自由にご記入ください。

自由に意見を書いてもらいました。
いくつかピックアップして紹介します。
・震度4と速報が出て一瞬ヒヤリとしたが、訓練で安心した。これからも備えていきたい。
・音声もあったので、実際のものとは区別できてよかった。
 タイマー機能などを使って個別に訓練できればもっといいと思った。
 有事の時にどの様な通知があるのかわかるので訓練は非常に良いものと思った。
・訓練は心臓に悪いからやらなくていい
・訓練は大切なものと考えております。今後も定期的にお願い致します!
・訓練があることを知らなかったので戸惑った。職場で自分だけ音が鳴ったため、止めるのに慌てました。
避難訓練のように、身を守る行動をとりたいと思いました。
・防災担当をやっていましたので多くの皆さんが参加して災害に備えて欲しいです、自助で
・仕事柄現場作業が多いので凄く助かってます。今後にも大いに期待してます。命、守れそうです。

集計したところ、「訓練通知を受け取った方」で身を守るイメージをした方は訓練に肯定的な意見が多かったです。
訓練の重要性を理解している方も多いということが分かったので、もっと多くの方に参加していただけるように取り組んでまいります。

C#でAWS SNS

こんにちは、商品開発部の池端です。

 

C#AWS SNSを使って、iOSAndroidにプッシュ通知を送る。

C#のサンプルがあんまりなかったのでメモメモ。

コードは以下のような感じ。

var sns = new AmazonSimpleNotificationServiceClient();
var message = "{\"default\": \"メッセージ\", \"GCM\":\"{\\\"priority\\\":\\\"high\\\", \\\"notification\\\":{ \\\"text\\\": \\\"メッセージ\\\"}}\", \"APNS\":\"{\\\"aps\\\":{\\\"alert\\\":\\\"メッセージ\\\",\\\"sound\\\":\\\"default\\\"}}\", \"APNS_SANDBOX\":\"{\\\"aps\\\":{\\\"alert\\\":\\\"メッセージ\\\",\\\"sound\\\":\\\"default\\\"}}\"}";
var req = new PublishRequest("arn:aws:sns:xxxxx:xxxxx:xxxxx", message);
req.MessageStructure = "json";
await sns.PublishAsync(req);

 メッセージには、FCM(GCM)とAPNSのproduction、sandboxの指定をしています。

各環境毎のオプションの指定はお好きなものを指定してください。

ポイントは、defaultの指定は必須、json内のjsonエスケープ、PublishRequest.MessageStructureに"json"を設定することあたりですかね。

単純にメッセージを表示するだけで音を鳴らしたりの環境毎のオプション指定をしないのであれば、defaultのみの指定でもよいかとおもいます。

 

誰かの参考になれば幸いです。

それではまた!

 

AWS Lambda C#でDynamoDBアクセス時のハマりポイント

こんにちは、商品開発部の池端です。

 

AWS API Gatewayでリクエストを受け、DynamoDBを検索して結果を返すような処理をAWS Lambdaでやりたい。

昨年12月よりLambdaでC#が使えるようになったので、C#でやってみましたが、ハマってしまったポイントがあったのでメモメモ。

 

AWS Lambda C#に関しては、下記の記事を参考にさせて頂きました。

qiita.com

ohke.hateblo.jp

 

1.Lambdaプロジェクト新規作成時、パッケージの復元に失敗

Lambdaプロジェクト新規作成時に、ソリューションエクスプローラに「パッケージの復元に失敗しました」とエラーが表示されました。

こちらは、ツール→NuGetパッケージマネージャ→ソリューションのNuGetパッケージの管理の更新プログラムタブよりMicrosoft.NETCore.Appを更新することで解消されました。

 

2.AWS LambdaへのPublish時やテストプロジェクトのビルドでエラー

AWS LambdaへのPublish時やテストプロジェクトをビルドする際に、下記のようなエラーが表示されました。

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上記はAWS LambdaへのPublish時のエラー表示ですが、テストプロジェクトビルドエラーの際はVisual Studioの出力、エラー一覧タブに同様のメッセージが表示されます。

こちらはproject.jsonにruntimesを指定することで解決しました。

"runtimes": {
    "win7-x64": {}
} 

指定するランタイムID(win7-x64の部分)はそれぞれの環境に合わせてください。

ランタイムIDの種類はコチラ

 

3.DynamoDBのScanでエラー

これが一番ハマった。。

LambdaにPublishし、DynamoDBでScanをすると下記のエラーがLambdaから返却されました。

{
    "errorType": "TypeInitializationException",
    "errorMessage": "The type initializer for 'System.Diagnostics.Stopwatch' threw an exception.",
    "stackTrace":[
        "at xxxxx.Function.FunctionHandler(Param input, ILambdaContext context)",
        "at lambda_method(Closure , Stream , Stream , ContextInfo )"
    ],
    "cause":{
        "errorType": "DllNotFoundException",
        "errorMessage": "Unable to load DLL 'api-ms-win-core-profile-l1-1-0.dll': The specified module could not be found.\n (Exception from HRESULT: 0x8007007E)",
        "stackTrace":[
            "at Interop.mincore.QueryPerformanceFrequency(Int64& value)",
            "at System.Diagnostics.Stopwatch..cctor()"
        ]
    }
}

こちらはstackoverflowのこの記事を参考に、project.jsonの"Microsoft.NETCore.App"にtypeの指定を追加することで解決しました。

"Microsoft.NETCore.App": {
    "type": "platform",
    "version": "1.1.0"
}

"type":"platform"の指定有無で、.NET Coreをアプリに含めるかどうかを指定します。

詳細については下記に解説があります。

docs.microsoft.com

 

だれかの参考になれば幸いです。

それではまた!

 

緊急地震速報の精度改善

こんにちは、商品開発部の池端です。

 

この度、気象庁により緊急地震速報の精度が改善され、昨日12月14日より運用が開始されました。

テレビや新聞、ネットなどのニュースでも取り上げられていましたね。

www3.nhk.or.jp

www3.nhk.or.jp

 

気象庁からの報道発表はコチラ。

www.jma.go.jp

 

今回は2つの技術改善が行われています。

 

1.同時に複数の地震が発生した場合の精度の改善

いままで同時に複数の地震が発生した場合、それぞれの地震の識別や地震の規模の推定が正確に行えず、震度を過大に予測して緊急地震速報が発表される事例がありました。

東日本大震災の直後には地震が頻発したので、こういうことがよくあったかと思います。

こちらの事象については気象庁でもいままで何度かの改善を行い、その都度精度は向上していましたが、今回は「IPF法」とよばれる新たな手法を取り入れることでさらに精度が向上しました。

IPF法とはIntegrated Paticle Filter法の略称で、内閣府の最先端・次世代研究開発支援プログラムに採択された「東南海・南海地震に対応した正確な地震情報を提供する実用的早期警報システムの構築」の成果のひとつです。

詳細は気象庁の報道発表資料に詳しいですが、この手法を取り入れることで、複数地震発生時の震源の決定や同一地震判定の信頼性が向上します。

 

2.平成 28 年8月1日に発生した緊急地震速報の誤情報の発表への技術的対処

本年8月1日に発生した、最大震度7緊急地震速報の誤報に対する対応が行われました。

この誤報ではゆれくるコールからも通知が行われ、ご利用のみなさまには大変ご迷惑をおかけしました。

誤報の原因は、地震観測点の電源部故障により、地震計の出力データに急激な変化が生じたことでした。今回の対応では、地震学的にありえない大きさのデータを除外する、地震学的に考えられるマグニチュードの上限値を設け、過大な予測をしないといった対応が行われています。

 

今回の気象庁の対応で緊急地震速報の精度は改善されますが、すべての地震をカバーするような精度改善ではありません。

緊急地震速報には技術的限界もあり、必ずしも大きな揺れの前に通知されなかったり、予測には誤差が伴う場合があります。

緊急地震速報の特性をよくよくご留意の上、防災・減災にお役立て頂ければと思います。

www.data.jma.go.jp

 

それではまた!