緊急地震速報の的中率改善
緊急地震速報の的中率が改善したというニュースがでていますね。
たとえば、YOMIURI ONLINEのコチラとか。
10年度の28%から56%に改善したそうです。
気象庁では昨年八月に精度改善のためのシステム改修を行っており、そちらが功を奏したのでしょう。
ここでちょっと注意なのが、実際の揺れとの震度の差が±1の範囲におさまるものを的中としているところです。
これはあんまりみなさんも認識されていないところだとは思うんですが、緊急地震速報は、もともと±1程度の誤差が伴います。
気象庁の緊急地震速報のしくみにもそのように明記されています。
そのため、的中は±1の範囲におさまるものとしているんですね。
みなさんも現状の的中率や精度をご理解のうえ、緊急地震速報、ゆれくるコールを利活用して頂ければと思います。
余談ですが、同じ緊急地震速報の的中率に関するニュースでも、こちらの見出しでは「56%に改善」で、こちらでは「的中率低迷」でした。
同じ内容を伝えているのに、伝え方でずいぶんニュアンスがかわってきますよね。。