ゆれくるコール開発日誌

ゆれくるコール、あめふるコール、つながるコールや緊急地震速報のことなど

8/8の緊急地震速報の誤報について

昨日8/8の午後4時56分、気象庁は奈良県と大阪府で最大震度6弱から7程度の揺れが起きるとの緊急地震速報を発表しました。

ゆれくるコールからも通知が行ったかと思いますが、実際は体感する地震は発生せず、誤報でした。

 

この緊急地震速報の誤報について、気象庁より発表がありましたね。

 

8月8日16時56分頃の和歌山県北部を震源とする地震に関する緊急地震速報について

 

小さな地震発生時に、別の場所の地震計のノイズを地震と誤判断し、それを取り込んだうえで震度の計算を行った結果、想定震度が過大となったようです。

 

311以降、地震が頻繁に発生するようになった結果、ほぼ同時に発生したふたつの地震からのデータを適切に分離して処理できないため、的確な緊急地震速報(予報及び警報)の発表ができないことがありますと気象庁発表していました。

その後気象庁では改善を図り、平成二十三年八月にはソフトウェアの改修を行っていますが、まだ完全に対応できていない状況です。

 

いままでも誤報は度々あり、その原因は主に上記の複数の地震が同時に発生したことでしたが、今回は複数の地震が発生したわけではなく、ノイズをひろってしまったというのがいままでと違うところですね。

 

ノイズをひろってしまった地震計の利用は停止されたようですが、引き続き複数の地震が発生した場合の誤報の可能性はありますので、緊急地震速報、ゆれくるコールをご利用の際はくれぐれもご留意ください。