ゆれくるコール開発日誌

ゆれくるコール、あめふるコール、つながるコールや緊急地震速報のことなど

キャンセル報について

こんにちは、商品開発部の齋藤です。

先日の震度7の誤報では皆様にご心配をおかけいたしました。

その誤報について、15秒後にキャンセル報と呼ばれる情報が発信されていました。先ほどの地震情報は誤りであったとする情報です。

私どものシステムでは緊急地震速報は自動的に震度計算を行い、お客様の端末に配信する一方で、キャンセル報については自動的には配信せず、事実確認を行ったうえで手動で配信する、という対応を行っております。

緊急地震速報が誤った情報を出すことがあることと同様に、キャンセル報も誤った情報が来る可能性は0ではありません。


震度7地震が来ます(実際には来ない)
震度7地震は来ません(実際には来る)


この2つでは後者の方が甚大な被害を出すことが想定されます。
キャンセル報の方が緊急地震速報よりもデリケートな情報であると私どもは考えており、そのためキャンセル報を自動で出すことはしておりませんでした。


しかしながら今後は、気象庁様やその他の配信事業様などと、キャンセル報の扱いについてご相談させていただいた上で、これからのキャンセル報の扱いについて検討してまいります。


これからも改善を続けてまいりますので、ゆれくるコールを今後ともよろしくお願いいたします。