岩手県沖の地震での緊急地震速報の発表状況について
こんにちは、商品企画部の池端です。
本日2/17 13:46頃、岩手県沖を震源とする最大震度5強の地震が発生しました。
この記事を書いている18:00現在、大きな被害は確認されていないようです。
今後も被害がないことをご祈念しております。
この地震では、テレビやラジオ、携帯電話やスマートフォン等からの近況地震速報の通知はなかったかと思います。
テレビやラジオ、携帯電話やスマートフォン等から通知は一般向け緊急地震速報と呼ばれるもので、最大震度5弱の地震が発生した際に震度4以上の地域に向けて発表されます。
それは、緊急地震速報では今回の地震は最大震度4と推定されていたからです。
緊急地震速報のしくみは、地震発生直後に震源近くの地震計でキャッチした揺れの情報を元に、揺れの到達時間や震度を即時に算出し、可能な限りすばやくお知らせするというものです。
今回の地震は震度算出の結果が、最大震度4だったため一般向け緊急地震速報は発表されませんでした。
もともと緊急地震速報は±1程度の震度の誤差はあるので、多少の誤差は伴うものなのですが、今回は+2の震度の誤差がでてしまったようですね。
テレビやラジオ、携帯電話やスマートフォン等の一般向け緊急地震速報の発表条件は上記のとおりなのですが、高度利用者向けと呼ばれる緊急地震速報は、もっと小さな震度から発表されます。
今回の地震でも、ゆれくるコールをはじめとする高度利用者向け緊急地震速報を利用したサービスからは通知があったかと思います。(※通知設定の条件によります)
緊急地震速報は上記の通りの震度の誤差が伴うものなので、地震の備えに万全を期すのであれば、高度利用者向け緊急地震速報の利用も検討されるとよいかと思います。
震度の誤差を考えると、通知の設定は通知してほしい震度より1~2程度低く設定するとよいでしょう。
気象庁からは、今後1週間程度は最大で震度5弱程度の余震に注意してほしいと発表されています。
くれぐれもご注意ください。
それではまた!
[参考]
緊急地震速報の発表条件の詳細は、下記をご覧ください。
気象庁|緊急地震速報|緊急地震速報(警報)及び(予報)について